東洋医学診療さかご外来のご案内

さかごって何?

通常赤ちゃんは頭を下にしていますが、逆子(さかご)とは頭を上にしている状態の赤ちゃんのことをいいます。
逆子(さかご)治療は妊娠28週から開始し、逆子(さかご)が直るまで定期的にお灸の治療をします。
逆子(さかご)の場合おなかが張りやすくなりますので、張りが頻繁なようなら張り止めの薬が処方されることが多くなります。早産傾向の強い人は逆子(さかご)の治療を見合わせ、早産の治療が先となります。破水も起こりやすいので最近ではさかごなのに経膣分娩を強行することは少なくなってきています。
従来、逆子(さかご)の状態でも経膣分娩を優先していたのは、経膣分娩のリスクよりもさらに、手術時のリスクの方が高かったからともいえます。

さかご胎位での経膣分娩のリスク

1. 分娩の際に臍帯(へその緒)の脱出や開大の不十分な産道を通過する為、児頭が圧迫されることもあり、胎児仮死や新生児仮死になりやすいこと。
2. 微弱陣痛による分娩遷延が起こりやすいこと。

逆子(さかご)にならないための予防方法

予防法は特にありませんが、子宮収縮の誘引となることをしないことでしょうか。
重たいものを持ったり、長時間歩いたり、同じ姿勢を長くとったり急な運動など、お腹が硬くならないように生活しましょう。

逆子(さかご)治療

鍼灸

至陰に灸、三陰交に取穴し、その針の頭にモグサをつける灸頭針法を行います。治療すると母体の自律神経が刺激され、皮膚温が上がることにより、血管が拡張、末梢循環が改善されます。この変化が子宮や胎児にも影響をおよぼし、胎動を促すというしくみに考えられます。
これにより赤ちゃんの自己回転が促進され、逆子(さかご)が直ります。

逆子(さかご)のほぼ9割は鍼灸で直ります。
ただし、さかごのまま長くおくと子宮も胎盤もさかごに合った形に変化し直りにくくなるため、早めに治療を開始するのが望ましいでしょう。

至陰(しいん) 三陰交(さんいんこう) 足の三里(あしのさんり) ししつ・じりょう
至陰(しいん)
1回の治療で両足3回。治療の跡は黒いかさぶたとなり、10日程できれいになります。
三陰交(さんいんこう)
取穴し、その針の先には、もぐさをつける。灸頭針をすると、足の皮膚温も上がり胎動があります。
足の三里(あしのさんり)
至陰・三陰交で治らない時、個人の症状に合わせていろいろな治療法を加えます。
ししつ・じりょう
便秘・腰痛にもよく効きます。
逆子(さかご)体操 胸膝位

逆子(さかご)体操 胸膝位

排尿をすませ腹帯を取った状態で夜寝る前に行います。
胸と膝を床につけて、膝と膝の間を少し開き、腰はできるだけ高くする。
この姿勢を毎日10分から15分行います。

婦人科 | 婦人科外来で行っている内容

1. 子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)検診の他、超音波で卵巣・卵管のチェックを行います。
子宮頸がん検診で異常が出た場合はコルポスコピー(拡大鏡)による組織診も行います。(コルポスコピーは要予約です)

2. 月経困難症や子宮内膜症の治療として、痛み止めだけでなく、漢方やピルの処方も行っています。
一人ひとり適した治療を、年齢や希望などにより選んでいきます。

3. 性感染症の検査・治療も行っています。
クラミジア・カンジタ・淋病・コンジローマ・梅毒・ヘルペス等の検査、治療を行っています。
ブライダルチェックとしても最近は行う方が増えています。

4. 更年期障害に対して、漢方治療やホルモン補充療法を行っています。

5. 子宮筋腫・内膜症・子宮脱に対しての手術も行っています。
握りこぶし大までの子宮筋腫、子宮脱は、お腹を切らず膣式での手術で行っています。
子宮頸部異形成に対し、円錐切除術も行っています。

不妊外来

最初に必要な検査と診察、治療の流れ

1.基礎体温をつける

女性の体は排卵の前と後で体温の変化があります。妊娠を希望される方には
安価で自分の体のサイクルをチェックする上でとても大切な方法です。

基礎体温の計り方

まず婦人体温計を準備して下さい。朝、目が覚めたら起き上がったりせずに舌の下に体温計を入れ決められた時間計ります。
⇒基礎体温表に記入
☆生理が始まった日を1日目として数えていきます。次の生理が来るまでは、たとえ40日でも数え続けて下さい。30日で生理が来る人は30日周期となります。

2.ホルモン検査

排卵に関与するホルモンの状態を調べます。

3.クラミジア検査

性感染症の一種で卵管閉塞、子宮外妊娠、流産などの問題を引き起こしています。クラミジア感染が確認された際、パートナーと同時に早期に抗生剤にて治療を行います。

4.経膣超音波検査

子宮・卵巣の観察を行う基本的な検査です。
内膜や卵胞の発育状態のチェックにも必須です。

5.生理が完全に終わって高温相になるまで(生理10日目ごろ目安に行います)

卵管造影検査(HSG)

造影剤を子宮内に注入し、レントゲン撮影し子宮奇形が無いか。又、卵管が詰まってないか調べます。(これは検査と同時に治療にもなります)卵管造影の後は妊娠しやすいと言われます。

LH-RH検査

採血して調べます。

6.精液検査

精子の数、運動性を調べます。
奥さんの生理中や、高温相になった時に検査します。(妊娠不可能な時期)
精子の数や運動性など体調によって変わりますので、数回検査します。

7.性交後検査(フーナーテスト)

排卵時期にあわせて性交をした後、元気な精子がどの位進入出来ているかを顕微鏡で観察します。

妊娠を望むカップルが避妊をしないで性交を行うと、1年後には約80%のカップルが妊娠します。
2年過ぎても妊娠しないカップルは10組に1組の割合に存在すると言われています。
不妊症の原因は、女性に45%男性側に30%そして両方に原因があったり、原因不明が25%と言われています。妊娠しにくい場合は、夫婦が協力して治療して行く事が大切です。

不妊治療
1.タイミング指導 ・・・

生理から10日目頃来院
超音波で卵巣の中に育ちつつある卵胞の大きさをチェックします。定期的に超音波チェックをして卵胞が十分大きくなった時には尿検査も併用、排卵日をチェックし夫婦生活のタイミングをアドバイスします。

排卵誘発剤の使用を併用する事があります

生理5日目から排卵誘発剤を5日間飲んでもらい飲み終わったら来院。(ちょうど10日目)卵胞をチェックしながら必要があればホルモン剤(HCG、HMG)の注射をする事もあります。

2.AIH
 (子宮内人工授精)

・・・

夫の精子を容器に採取してもらい排卵日に合わせて精子を子宮の中に直接入れる方法です。
出来るだけ多数の精子が卵子周辺に到達する事を目的とします。
タイミング指導の次の段階、又は男性不妊の治療法の第一選択とされています。

3.体外受精・顕微鏡受精 ・・・

現在、当院では行っておりません

和痛分娩

御希望の方に対し、硬膜外麻酔による和痛分娩を行っております。
金額、その他の御質問はスタッフまでどうぞ。